
本当は、北海道に行く予定ではありませんでした。
この夏、私は種子島へロケットの打ち上げを見に行くつもりで、休みを取っていました。
ところが、台風13号・・・
せっかく予定していた旅はキャンセルすることになりました。
もちろんすごく残念でした。
でも、せっかく取った休みを、そのまま家で過ごしてしまうのも何だか嫌でした。
台風を避けながら行ける場所はないかな、と考え始めました。
そしてもうひとつ。
その頃の私は、少しだけ日常から離れたかったのだと思います。
目の前にあることから逃げたいわけではない、だけど。
仕事のことも、家のことも、やらなければならないことは、たくさんあり過ぎて、
いったん距離を置いて、いつもとは違う場所に身を置きたかった。
そんな気持ちがありました。
「青い池を見たい」から始まった北海道旅

行き先を北海道に決めた理由は、案外単純でした。
まず、美瑛の「青い池」を見てみたかったこと。
あの青い水と白樺の景色を、一度自分の目で見てみたいと思っていました。
そしてもうひとつ。
たまたまテレビで函館の「スナッフルス」のチーズオムレットを見て、
「これ、食べたい」
と思ったこと。
さらに札幌には、会いたい友達がいました。
青い池を見たい。
チーズオムレットを食べたい。
友達に会いたい。
だったら、北海道に行ってみよう。
そうやって、札幌、美瑛、函館を巡る旅が決まりました。
後から北海道の人達に話したら、
「そんな回り方するの?絶対しない」
とびっくりされるくらい、なかなかの移動距離だったと思います。
実際、よく歩いたし、移動も多かったし、疲れました。
でも、不思議なくらい充実していました。
旅に出ると、頭が「今」に向く

普段の私は、頭の中でいつも何かを考えています。
仕事のこと。
これからのこと。
終わっていないこと。
先の予定。
過ぎたことまでぐるぐると思い返してしまうこともあります。
でも旅に出ると、
次の電車は何時だろう。
今日はどこでご飯を食べようかな。
この道で合っているかな。
わあ、きれい。
温泉、気持ちいい。
そんなふうに、目の前にあることに意識が向きます。
そんなふうに、自然と目の前にあることに意識が向きます。
いつもなら、仕事のことやこれからのこと、終わってもないことまで
頭の中でぐるぐる考えてしまう私。
でも、旅行中は次にどう動くか、今したいことに意識が向いていました。
たくさん歩いて身体は疲れているのに、頭の中はいつもより静かでした。
「今、ここにいる自分」がちゃんといる。
そんな感覚だったのかもしれません。
マインドフルネスのように、意識して「今に集中しよう」とするのではなく、
旅をしていると自然と目の前のことに集中させられる。
それが私には合っているのだと思いました。
疲れた。でも、心は軽くなっていた
今回の北海道旅は、決して「のんびりするだけ」の旅ではありませんでした。
移動もしたし、よく歩きました。
大阪万博並みに行列にも並んだし、次の予定を考えながら動くこともありました。
だから帰ってきたときには、身体はちゃんと疲れていました。
それでも、
「ああ、行ってよかったな」
と思います。
きれいな景色を見て、
美味しいものを食べて、
温泉に入って、
知らない街を歩く。
そんな時間を重ねているうちに、少しずつ頭の中に溜まっていたものが抜けていったような感覚がありました。
私にとって旅は、身体を休ませるというより、
心をいったん日常から離す時間
なのかもしれません。
そして今回、
「一人旅って、私にとって心のデトックスなんだな」
と改めて感じました。
お金は、貯めるだけじゃなく「自分を整えるため」に使ってもいい
50代になると、お金のことも以前より現実的に考えるようになります。
これから先のことを考えれば、貯めておくことはもちろん大切。
私自身、そう思っています。
でも今回の旅で、もうひとつ大切なことを再確認しました。
お金を使って、自分が幸せだと思える時間をつくることも大事。
旅にはお金がかかります。
飛行機に乗って、ホテルに泊まって、電車やレンタカーで移動して、美味しいものを食べる。
それなりに、旅にはそれなりにお金はかかります。
でも、
「行ってみたい場所へ行けた」
「食べたいものを食べられた」
「会いたい人に会えた」
「楽しかった」
そんな時間を持つことが、私にとっては気分転換になり、心身のバランスを保つことにもつながっているように思います。
貯めることと、使うこと。
どちらか一方ではなく、
これからの自分のために貯めながら、今の自分のためにもちゃんと使う。
50代のこれからは、そんなお金との付き合い方をしていきたいと思いました。
私には、一人になる時間が必要なのだと思う
もちろん、友達とのお出かけも楽しい。
子どもたちと一緒に出かける時間も大好きです。
誰かと一緒だからこそ楽しめる旅もあります。
でも、一人旅にはそれとは違う良さがあります。
何時に起きるか。
何を食べるか。
どこへ行くか。
疲れたら休む。
予定を変える。
全部、自分で決めていい。
誰かに合わせなくていい時間の中で、
「私は今、何をしたいんだろう」
と自然に自分に問いかけることになります。
普段はいろいろな役割の中で過ごしているからこそ、私にはこういう時間が必要なのかもしれません。
今回の北海道旅は、予定していた旅ではありませんでした。
ロケットを見るはずだった休みが、思いがけず北海道を巡る旅になりました。
でも、予定通りではなかったからこそ気づけたこともありました。
旅に出ると、考えすぎている頭が「今、目の前にあること」に向く。
そして一人で過ごす時間の中で、少しずつ自分の感覚を取り戻していく。
私にとって一人旅は、心のデトックス。
これからも、日常をちゃんと生きていくために。
ときどき私は、旅に出ようと思います。

今回の旅では、札幌、美瑛、函館を巡りました。
青い池、北海道グルメ、温泉、函館山の夜景、ホテルや移動のことなど、実際に行ってみてわかったこともたくさんありました。
これから少しずつ、北海道ひとり旅の記録も書いていこうと思います。

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