🌕 霜降 ― 秋の終わり、心と身体を潤す季節

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期間:2025年10月23日〜11月6日ごろ

秋が深まり、朝晩の冷え込みが一段と強くなる頃。本当に急に冷えてきましたよね。
「霜降(そうこう)」は、草木に霜が降り始める頃を指し、秋の終わりと冬の始まりを告げる節気です。
空気は乾き、肌や喉の乾燥、体の冷えを感じやすくなります。
この時期は、心も身体も潤いを意識して整えていきたい季節です。

🍁 季節の移ろい ― 色づく景色とともに

京都では紅葉が少しずつ始まり、木々が緑から黄、橙、紅へと変化していきます。
2025年は気温が高めの予報で、紅葉の見頃は11月中旬以降になりそうです。
秋色のグラデーションが広がる景色の中を歩くだけでも、気持ちが穏やかになりますね。

外の空気を吸い込み、自然の色の変化を五感で感じることが、心の潤いにもつながります。

💧 乾燥と冷えに気をつけて

霜降のころは空気が乾燥しやすく、体調を崩しやすい時期でもあります。
湿度が40%を下回るとインフルエンザウイルスが活性化しやすくなりますが、
加湿しすぎるとカビやダニの原因にもなります。
室内では**湿度50〜60%**を目安に保つようにしましょう。

冷えも体調不良の大きな原因になります。
首・お腹・足首の「三つの首」を冷やさないように意識すると、体の巡りが整いやすくなります。あと、首裏から背中の神門と言われるあたりをドライヤーで髪を乾かすついでに温めておくと風邪予防になると思います。

🍲 心と身体を潤す養生ごはん

この時期におすすめなのは、身体を温めつつ潤いを与えてくれる白い食材です。
中医学では、「白」は肺や呼吸器を養う色。乾燥から体を守るのに最適です。

🌰 おすすめの食材と食べ方

  • れんこん:喉を潤し、咳を抑える
  • 豆腐・厚揚げ:たんぱく質補給と潤いサポート
  • 大根・白きくらげ:肺を潤し、肌の乾燥を防ぐ
  • ゆず・生姜:香りで気の巡りをよくし、冷えを防ぐ

温かいスープや煮込み料理、根菜のポトフなどで、体を内側から温めましょう。
夜はぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで、副交感神経を整え、心身をリラックスさせます。

🧘‍♀️ 心を整える過ごし方

霜が降りる季節は、自然の流れが「静」へと向かう時期。
どこか心が寂しく感じたり、エネルギーが内にこもるような感覚になる人も多いです。
そんな時は、無理に明るく動こうとせず、静けさを味方にする時間を持ちましょう。

  • 夜は早めに休む
  • ゆっくりとお茶を淹れて味わう
  • 日記や感謝ノートをつける
  • アロマで心を整える(おすすめ:サンダルウッド、ゆず、ヒノキ)

心の潤いは、焦らず、自分を大切にする小さな習慣から生まれます。

🌗 冬への準備をはじめる

二十四節気の円で見れば、「霜降」は秋の締めくくりであり、冬への入口です。
寒さが本格化する前に、

  • 冬物の衣類を出しておく
  • 加湿器や暖房器具をチェック
  • 睡眠リズムを整える

など、少しずつ冬支度を始めていきましょう。

私は今日、衣類を出してヒーターもすぐ使えるようにしました。

体調管理が難しい時期ですが、ゆっくり過ごしていきたいですね。

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