〜寒露の時期を健やかに過ごすために〜
寒露の時期は「潤す」ことが大切
10月8日から22日ごろまでは二十四節気の「寒露」の時期にあたります。朝晩の空気がひんやりとして、秋が深まってきたのを肌で感じられるころですね。この時期に心がけたいのは、ずばり「潤すこと」。なぜ潤いが大切なのか、そしてどのように暮らしに取り入れていけるのかを見ていきましょう。
なぜ潤すことが大事なのか
寒露の時期は、空気が乾燥しはじめ、肺やのどが弱りやすい季節です。粘膜が乾くと風邪をひきやすくなり、咳や喉の不快感も出やすくなります。また、朝晩の冷え込みや台風による気圧変化から、頭痛やだるさ、気分の落ち込みにつながることも少なくありません。気の流れも不足しがちで、「なんとなく元気が出ない」「言いたいことがうまく言えない」と感じる人も多いでしょう。
こうした不調を和らげるカギが「潤すこと」。体と心に十分な潤いを与えることで、抵抗力や気持ちの安定につながります。
潤す・あたためる・深呼吸する
具体的にできることをいくつかご紹介します。
- 潤す:加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を保ち、梨や柿、れんこん、里芋などの芋類、旬の食材で内側から潤いを補いましょう。のど飴やハーブティーもおすすめですよ。
- あたためる:日中は過ごしやすくても、朝晩は冷え込む季節。首や足首を冷やさない工夫や、湯船に浸かることで体を芯から温めましょう。
- 深呼吸する:乾燥して弱りやすい肺を意識して、深く息を吸い、ゆっくり吐き出す時間を持つと心身が落ち着きます。ヨガや軽いストレッチ、散歩も気分転換に効果的です。特に朝がおすすめなのですが、私はなかなか実行できていません。時々になりますが、通勤を少し早めに行ってバスに乗るのをやめて歩いていくこともあります。少し涼しくなって、深い呼吸もしやすくなって、きもちよいです。
秋の気候を楽しむ
寒露の時期は空が澄み、自然がいちばん美しいときでもあります。紅葉にはまだ早いですが、秋の光や風を感じにお出かけするのもおすすめ。気分がリフレッシュされ、心も潤います。
おわりに
寒露の時期は、乾燥や気圧の変化で体調を崩しやすい半面、秋の澄んだ空気を楽しめる貴重な季節でもあります。
「潤す・あたためる・深呼吸する」を意識しながら、この時期ならではの自然を味わい、心身を整えていきましょう。
今日からできる小さな工夫をひとつ取り入れて、健やかな秋を過ごしてみませんか?
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